Build.comでは、AR(拡張現実)を使って自宅でアクセサリーを試すことができます。

Build.comBuild.comは、オンラインの住宅販売会社で、家庭内で製品をテストして視覚化するために、AR体験を選択しました。  この「In-Home Preview」では、アップル社の開発プラットフォームARKitを活用し、「ユーザーは、製品が家の中でどのように見えるかを単に視覚化するだけではなく、様々な家電製品と(仮想的に)対話したり、蛇口を回したり、ハンドルを動かしたりすることができるようになる」と約束しています。

これは、今までよりも少しでも多くの情報を得て、家を改造することができる、かなり気の利いた機能です。例えば、キッチンを変えようとしている場合、BuildのiOSアプリをスクロールして、既存の備品に最もマッチする水栓を選ぶことができます。しかし、設置後の様子を「見る」だけでなく、水の温度を調整したり(熱いと湯気が出ます)、水流やスプレーのパターンを変えたりと、いろいろと遊べるようになります。

同様に、新しい照明を設置したい人は、チェーンを調整することで、さまざまな照明器具を確認し、360度回転させたり、上下に動かしたりすることができます。さらに、このライトがどのように点灯・消灯するのかを、アプリ内で確認することができます。

また、様々な美観に合わせて異なる仕上げを施すことができます。現在、ARエクスペリエンスには、Delta Faucet、Kichler、Hansgrohe、Progress Lighting、Miseno、Park Harborの製品が含まれています。

“お客様からは、商品を購入する前に実際に触ってみることの大切さを教えていただいています。Build.comの最高技術責任者であるダン・デイビスは、「私たちのウェブサイトでは80万点以上の製品を提供していますが、In-Home Preview機能では1,000点以上の製品を提供することを目標としています」と述べています。

Build.comのアプリがiPhoneとiPadに対応しました。ただし、AR機能を利用するには、iOS 11とiPhone 6s以降のモデルが必要です。その一方で、Android端末をお持ちの方には非常に良いニュースがあります。それは、AR Core技術を搭載したアプリがまもなく登場するということです。

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