Big Sur 11.3が正式にリリースされました。

Macユーザーは、数ヶ月間のベータ版を経て一般公開されたばかりのmacOS Big Sur 11.3のダウンロードが可能です。新機能の中には、主にAppleのM1プロセッサへの最適化と、新しいAirTagsへの対応が含まれています。

M1チップへの対応については、コンピュータをハイバネーションさせるオプションや、iPhone/iPadアプリケーションを使用する際にウィンドウサイズを変更するオプションがあります。また、物理操作に対応したiOSゲームで、Macのマウス、キーボード、トラックパッドを使用できるオプションも追加されています。また、物理的な操作に関しては、PlayStation 5やXbox Xシリーズのジョイスティックにも対応しています。

Big Sur 11.3では、Siriにも変更が加えられ、新しい音声オプションが追加されています。Apple Musicでは、Spotifyのようにプレイリストの最後に同じスタイルの曲が自動的に再生されるといった簡単な機能が追加され、Podcastではエピソードをダウンロードしてライブラリに追加できるようになりました。 他に何かありますか?はい。Apple News+では、ユーザーの興味に応じたおすすめ情報を掲載するコーナーが追加されました。

また、アップル社のSafariブラウザにもいくつかの機能が追加されました。このブラウザは、最も好まれているわけでも、最も使われているわけでもありませんが、だからといって放っておくわけにもいかず、Big Sur 11.3では、WebMとVorbisフォーマット(オーディオとビデオ)に対応し、さらにホームページをカスタマイズできるようになりました。開発者向けには、Web拡張機能やWebページ上での音声ナビゲーションやディクテーションのためのAPIが追加されました。

今回のmacOSアップデートは、対応するコンピュータをお持ちのすべてのMac(iMacまたはMacBook)ユーザーに提供されます。iMacの場合は2014年半ば以降に発売されたすべての機種、MacBook AirおよびMacBook Proの場合は、それぞれ2013年半ばおよび2013年後半に発売された機種でBig Surが動作します。アップグレードには、合計で最大44.5GBのストレージ容量が必要となります。ただし、どのバージョンからアップグレードしたかによって異なります。

ところで、Big Sur 11.3のリリースと同時に、最新のAMDビデオカードへの対応を実現したバージョン11.4のベータ版がキックオフされました。

comments powered by Disqus