Amazfit T-Rex Proレビュー:このスマートウォッチは、テクノロジーが詰まった岩を手首に装着しているようなものです。

Amazfit T-Rex Proは、同ブランドの豊富なカタログの中でも最も頑丈な時計の一つです。アグレッシブなデザイン、手首にフィットする大きさ、4つの物理ボタン、そして少なくとも書類上では、リスクを伴うチャレンジにもひるまないことを保証するミリタリー認証を備えています。

Amazfitのスマートウォッチのカタログは幅広く、汎用性もあります。いくつかのモデルは、腕につけても目立たない、エレガントなデザインのスマートウォッチを探している人に向けたものです。そして、超頑丈なデザインが目を引くデバイス「Amazfit T-Rex Pro」です。そして、それ以上に多くの美点を持つレジスタンスだけに突出することなく。

デザイン:岩のような外観、岩のような感触

この時計を一目見ただけで、あなたの目的が田舎のシャレーで週末を過ごすことではないことがわかります。Amazfit T-Rex Proは、過酷な仕事で受けるかもしれない衝撃に耐えられるように設計されています。危険なスポーツをする人に、同僚と屋内サッカーのゲームをするような静けさを添えるように設計されたスマートウォッチなのです。

大きくて、ちょっとかさばっていて、かさばっていて、ある程度の重さを保持しているのです。厄介なものだと思っていましたが、実際には、日常生活でも、屋外で山を駆け下りるほど危険ではないスポーツでも、違和感を感じることはありませんでした(自転車の場合は別ですが)。

Amazfit T-Rex Proは、ポリカーボネート製のボディに、丸いダイヤルと4つの物理ボタンを備えています。このデザインは、衝撃に耐えられるように設計されており、水中、真水、塩水に耐え、スマートウォッチは10気圧までの圧力に耐え、心拍センサー、血中酸素飽和度測定(SpO2)、充電コネクタ(マグネット)が固定される背面を提供します。

ストラップはシリコン製で、汗を蒸発させやすいように設計されています。さらに、ストラップの両方に穴が開いているので、時計が手首に詰まった感じがなく、しっかりと手首に固定されます。これは利点でもありますが、ストラップの取り付け方法が独自のものであるという難点もあります。

スクリーンは強化ガラスでしっかりと保護されており、ポリカーボネート製のフレームに囲まれた状態で、4本の金属ネジでケースに固定されています(固定というよりも美観を保つ役割を果たしています)。Amazfit T-Rex Proの側面の各コーナーには、物理的なボタンが組み込まれています。右のボタンはコントロール用で、左のボタンはカーソルとして機能します。最初に試したときは、ちょっと面倒だなと思いましたが、徐々にコツをつかんできました。各ボタンは金属製で、タッチしやすいようにざらついたデザインになっており、常に触覚で操作できるインターフェースになっています。コントロールを選択できるのは良いことです。

Amazfit T-Rex Proは、超耐衝撃性を誇りますが、手首に装着しても過不足なく、見た目以上に快適です。とはいえ、やや大きめの手首では、市場に出回っているスマートウォッチの中で最も収納力があるとは言えません。また、そうなることを目指してもいません。

スクリーン:すべての条件で十分な性能を発揮

ここ数週間、私の手首を支配してきたスマートウォッチが目指したのは、抵抗感のあるデザインであることはすでに明らかでした。Amazfit T-Rex Proは1.3インチのままです。ポリカーボネイト製のケースの大きさにやや圧倒されながらも、この時計が持つすべての要素を理解するには十分すぎるほどです。

選ばれたパネルはAMOLEDで、解像度は360×360ピクセルです。解像度に関しては文句のつけようがありません。インターフェース要素はシャープで、ダイヤルのディテールも十分です。直射日光の下でも画面は読みやすいのですが、この状況ではコンテンツを鑑賞するのは少し難しいですね。真っ昼間にスポーツに出かけて、測定値を見分けるのはちょっと難しいですね。

Amazfit T-Rex Proのスクリーンは、最大輝度の欠点を超えて、タッチで操作できるだけでなく、側面の物理ボタンを使って操作することもできます。タップの反応は必ずしも早くはなく、反応するまでに少し時間がかかることもあります。特に、手首を回して画面をオンにするジェスチャーでは、「センシティブ」設定を有効にしても(Amazfitでは「ノーマル」に加えて「センシティブ」も用意しています)、パネルはすぐには反応しません。その結果、Amazfit T-Rex Proは時に流動性に欠けるように感じられます。

主人公のスクリーンは、自動輝度調整機能(正しい)、時計に手をかざすことで電源を切ることができる、自動点灯時間を設定できる(就寝中に時計がまぶしくならないようにするには最適)、懐中電灯モード(超便利)、指紋がつきにくいなどの特徴があります。

最後の1点は、ウォッチフェイス、つまり「時計の顔」で、Amazfitが提供するすべてのカスタマイズ要素です。その数は非常に多く、どんなテイストの時計でも身に着けることができます。また、独自のウォッチフェイスを作成することも可能です。

パフォーマンス:流動性が必ずしもベストではない

Amazfit T-Rex Proは、最大のパワーを浪費する運命にある時計ではありません。独自のソフトウェアを使用し、過剰なアプリケーションやサービスが性能を低下させることなく、インターフェースをナビゲートしたり、統合されたアプリケーションを開いたり、スポーツセッションのスクリーンにデータを提供したりする際に、時計は機敏なままです。一方で、手首を動かすジェスチャー、アプリ一覧での縦スクロール、インターフェース要素間の移動など、スムーズさが損なわれる場面もあります。それは、体験に不満を与えるようなものではありませんが、時には、煩わしいものです。

ハードウェアの選択肢の多さが、時計を高いレベルで維持しています。Amazfit T-Rex Proは、あらゆるウェアラブル製品に必須であるように、心拍数をスポット的にも常時も記録できます。さらに、血中酸素飽和度測定機能、コンパス、気圧計も搭載しています。アウトドアスポーツの重要性が鍵となります。Amazfit T-Rex Proは、気圧計とGPSのおかげで高度を記録します。

それでは早速、インターフェースを見てみましょう。Amazfitは、数分で習得できるシンプルなナビゲーションを備えた独自のOSを採用しています。

  • Watch Home. 画面を起動して最初に表示される部分で、選択した「ウォッチフェイス」に合わせて表示されます。

  • 最初から縦方向にスクロールします。Amazfit T-Rex Proのカルーセルには、設定オプション(クイックアクセスメニューを上から下にスクロールして)、時間、血中酸素飽和度、心拍数、PAI、アクティビティが表示されます。このメニューは、最小限のカスタマイズが可能です(例えば、ミュージックコントロールのアンカーを外しました)。

  • 上から左から右へ。ここでは、通知や「Notifications」を紹介します。Amazfit T-Rex Proでは、各通知が縮小表示され、各通知をタップすると拡大表示されます。通知するアプリは、モバイルアプリから選ぶことができます。

  • 上から右から左へ。時計にインストールされているすべてのアプリとサービスが表示された縦型メニュー。それらの間を移動するには、垂直方向にナビゲートする必要があります。

インターフェイスのすべての動きをジェスチャーで行うことができ、それが最も快適です。Amazfit T-Rex Proが4つの物理的な操作ボタンを備えていることはすでに述べたとおりですが、それらを使って時計上のどこかに移動することも可能です。

左側のボタンはメニューを縦方向(それぞれ上下)に移動させるもので、右上のボタンはメニューを受け付けるもの、右下のボタンは戻るコマンドです。このナビゲーション方法は、最初はとてもわかりにくいですが、練習すればよくなります。少なくとも、それぞれのOSや操作方法を持つ複数の時計を持っていない人にとっては…。

クロック管理はよく考えられていて、コツをつかめば便利です。実際に使ってみると、私が使っているSamsung Galaxy Watch Active 2 (Tizen)やTicWatch Pro 3 GPSと比べて誇張された違いを感じることはありませんでした。Amazfit T-Rex Proは、その特異性にもかかわらず、スマートウォッチという点ではそれほど大きな差はありません。Amazfitの一般的な欠点である、モバイル決済やアプリのインストールができないのは残念です。また、普段から重視しているスポーツログも期待外れではありませんでした。

スポーツパフォーマンス:最高のジェネリックスマートウォッチと同等の性能

私が「一般的な」と区別しているのは、Amazfit T-Rex Proを同クラスの他のスマートウォッチと同一視しているからで、スポーツのプロを対象とした特別な製品(Garmin、Polarなど)ではありません。以前、Amazfitの他のデバイスに失望していたため、不安を感じていましたが、実際には、新しいT-Rexは私を心地よく驚かせてくれました。

Amazfitには、8つのスポーツモード(屋外ランニング、ウォーキング、屋内ウォーキング、トレッドミル、サイクリング、ローイングマシン、エリプティカル、プールスイミング)の自動検出と、最大100のスポーツモードのロギング機能が搭載されています。カロリーを消費したい人なら誰でも、自分の運動に適したモードを見つけることができるでしょう。記録の効果は動きによって異なります(時計のセンサーはすべての筋肉の動きを検出することはできません)。最も一般的なモダリティに関して言えば、記録の信頼性はかなり高いと言えるでしょう。

私は普段、屋外でのランニング、トレッドミル、各筋肉群に合わせたエクササイズ・ルーティン、少しのヨガ(基礎レベル)、そしてマウンテンバイクをよくやっています。中程度の心拍数では10%程度の誤差があり、急激な上昇には反応が鈍くなります。高い心拍数では160~170の壁までは問題なく効果が維持されますが、それ以上になると割高になる傾向があります。

平均心拍数は、私の他のリファレンス・ウォッチと大差ありません。光学センサーによる論理的な遅れにもかかわらず、アマチュア・アスリートにとって十分な値を示しています。100%正確な心拍数の計測が必要な場合は、他の時計を探すか、あるいはチェストストラップを使用するのがベストです(品質と価格の比率では最も効果的ですが、スマートフォンを携帯する必要があります:Amazfit T-Rex Proは他のデバイスと接続できません)。

私が最も恐れていたのは、GPSトラッキングでした。これまでのAmazfitウォッチには何度も失望した経験があるからです。一方、Amazfit T-Rex Proには何の問題もありませんでした。非常に高速な測位、このクラスのスマートウォッチとしてはかなり正確なポイントのマーキング、そして信号を失うこともありませんでした。それにはちょっとした “トリック “が必要で、それはGPS + Galileoセットの選択です(時計の設定にあります)。

Amazfit T-Rex Proは、4重の衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou)を搭載しており、ペアで組み合わせることができます(GPSは一緒に)。GPS+Galileoの組み合わせは、私にとって完璧なものでした。

屋外のルートは驚くほど正確に記録されており、地図を見れば、ほとんど人里離れた場所にないことがわかるだろう。偏差値は最大でも1kmあたり50m程度と見積もっています。また、Amazfit T-Rex Proでは、時計が地図上に正しく配置されるまで、スポーツの開始を遅らせることができるという利点もあります。

屋外での活動中にディスプレイがデータを読み取ることができ、パネルを常に点灯させておくことができ(バッテリーの消費量が格段に増えます)、情報を自分好みにカスタマイズすることができます。最低限の気晴らしが必要な練習であっても(私は何度も山から落ちそうになったことがあります)、ちらっと見るだけで、パフォーマンスの状態がわかります。

バッテリー:GPSを使用しない場合、長時間のバッテリー駆動が可能

390mAhのバッテリーは、スマートウォッチとしては過剰ではありません。それでもAmazfit T-Rex Proが有利なのは、ハードウェアに加えてOSも過剰なリソースを消費しないからです。これは、1回の充電で最大18日間使用できることを意味しています。私の経験では、現実はそれほど楽観的ではありませんが、バッテリーの持ちも悪くありません。

いくつかの充電サイクルと、いくつかの使用スタイルを適用しました。私が最も活動的だった週では、バッテリーは平均して6/7日持ちました。一方で、空いた時間を座り仕事に充てなければならないときには、バッテリー駆動時間はほぼ2週間(12~13日)に伸びました。常に心拍数を記録し、ストレスや血中酸素飽和度のモニタリングも可能です。

主人公のパフォーマンスが十分に高いことを考えると、特にバッテリーの持ちが問題とは言えません。しかし、Amazfit T-Rex Proをスポーツに使用すると、その割合が著しく低下することに気付きました。私の経験では、GPSを有効にして(しかも高精度で)運動を記録している時間ごとに、この時計は約10%のバッテリーを消費します。私が到達した最大値は、2時間20分のマウンテンバイクの練習中に23%(常に時計が提供するデータによる)を消費しました。毎日の練習や長時間の練習では、バッテリーの消費量がかなり目立ちます。

Amazfitの充電には、通常のマグネット式充電器を採用しており、時計と充電器自体のマグネットによって時計の内側に取り付けられます。Amazfit T-Rex Proには、片方の端に充電ポートが付いたUSB Aケーブルが付属しています。また、充電は完全に電源を切ってから100%になるまで約1時間40分かかります。

Amazfit T-Rex Pro、ToastyBitsの意見です。

Amazfitは、時計や活動用ブレスレットの分野で多くの経験を積んできましたが、それはAmazfit T-Rex Proにも表れています。このブランドは、スマートウォッチに求められるべきほとんどの側面を完成させたオールマイティな使用方法を提供しています。アプリやモバイル決済ができないのはマイナス面ですが、これらの面が時計にない方がいいという人は必ずいるはずです。アグレッシブなデザインの外観を好む方には、Amazfit T-Rex Proがお勧めです。

その厚さと大きさにもかかわらず、非常に快適で、どのようなシーンでも十分に美しく見え(太陽の下では多少困難ですが)、携帯電話に取って代わることなく、補完的な役割を果たし、スポーツ記録も素晴らしいレベルにあります。私の経験では、Amazfit T-Rex Proは素晴らしい冒険の伴侶です。私の個人的なスマートウォッチになるかもしれないほどです(いくつか持っていますが)。

価格は決して安くはありませんが、公称価格の169ユーロは中級機の部類に入ります。ジョギングをしていても、途中でバッテリー切れにならないスマートウォッチを探している方には、お勧めできる製品です。Amazfit T-Rex Proは、非常に優れたコストパフォーマンスを備えています。

賛否両論

  • 頑丈なので、ほとんどのスポーツでの着用に適しています。
  • 正確で非常に効果的な衛星の組み合わせです。
  • 平均的な使用状態での自律性は良好です。

Against

  • 違和感はありませんが、大きくてかさばります。
  • 屋外でのスポーツには、画面の明るさが少し不足しています。
  • GPS + Galileoモードでの測位は正確ですが、その消費量は非常に目立ちます。
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