失われたゲームボーイのキーボードが発見されました。
ゲームボーイは、任天堂の携帯機シリーズの第一弾であるだけでなく、テレビゲームの歴史の中で最も成功した携帯機の一つでもありました。
約1億2,000万台を販売し、「プレイステーション2」(1億5,800万台)、「ニンテンドーDS」(1億5,400万台)に次いで、史上3番目に売れたデバイスとなっています。
しかし、1992年に開発されたキーボードがようやく日の目を見たとしたら、その歴史は全く違ったものになっていたかもしれません。
アメリカのメーカーFabtekは、ゲームボーイの成功を利用して、ゲーム機を小型のポータブルワークステーションにするための周辺機器を設計しました。
どのように機能したか
キーボードは市場に出回ることはありませんでしたが、YouTubeチャンネルのDidYouKnowKnowGamingはプロトタイプの1つを入手し、その寸法だけでなく、どのように動作したかを確認することができます。
キーボードはWorkBoyと呼ばれ、Linkケーブルでコンソールに接続されていました。
また、WorkBoyで動作するように設計された生産性アプリケーションを搭載したカートリッジが必要でした。
標準的なキーボードに似ていますが、WorkBoyには番号キーがなく、ファンクションキーの代わりにアプリケーションへのショートカットがあります。
ワープロや表計算などの標準的な生産性アプリケーションに加え、電話帳や通貨・温度変換機能、英語・スペイン語・ドイツ語の翻訳機能も備えています。
このデバイスは1992年のCESで発表されましたが、今日まで謎に包まれている理由で日の目を見ることはありませんでした。