フォード、生産のデジタル化と車両の運転を自動化するためにGoogleに転向

フォードは、工場や車のデジタル化を実現するために、グーグルの手に身を委ねている。両社は先日、米自動車メーカーがテクノロジー大手の人工知能、機械学習、データ分析技術をクラウドで活用し、生産プロセスの近代化、自動運転の高度化、コネクテッドカーの実現を目指すと発表したばかりだ。

フォードの戦略・パートナーシップ担当バイスプレジデントであるデビッド・マクレランド氏とグーグルクラウドのトーマス・キュリアンCEOは、今回の合意は単なるサービスの交換ではなく、ヘンリー・フォードが創業した同社のデジタルトランスフォーメーションの深いプロセスに対応するため、フォードの工場や車にグーグルのツールを統合・適応させるものであることをテレビ会議で説明した。

そのために、両多国籍企業の従業員は共通の作業グループを立ち上げ、Googleが他のメーカーには提供しないフォード向けの特定のツールを開発することになる。

このように、フォードは今回の合意により、生産能力の向上、サプライチェーンの最適管理の実現、工場の安全性向上のためのプロセスの自動化などに役立つことを期待しています。

同様に、アメリカの自動車メーカーは、グーグルのAIや機械学習の助けを借りて、コネクテッド・ビークルの開発と運転の一部の自動化を深めたいと考えている。また、フォードはグーグルの技術を利用して、車両整備やコマーシャルオファーに関連した通知を送信することを示唆している。

また、数字を超越していない契約の一環として、フォードの車は、ユーザーがエンターテイメント アプリケーションと運転支援技術の巨人へのアクセスがある Google アシスタント、Google マップや Google プレイなどの Google ツールの数がインストールされます。同盟は2023年から運営を開始し、期間は6年。

データ分析

マクレランドとクリアンの両氏は、フォードが扱うデータを分析することで、リソースを最適化し、ユーザーにより良い体験を提供できると主張しているが、この情報がどのように処理されるのか、分析によってドライバーの体験がどのように改善されるのかは明らかにしていない。

“フォードの従業員は、自律走行や製造システムの近代化に向けてより迅速に動くために、データの力の恩恵を受けることができるでしょう。“とフォードの幹部は述べています。

両者が強調しているのは、グーグルがフォードの顧客の個人情報にアクセスすることはなく、データの掛け合いは広告目的では行われないということだ。

comments powered by Disqus