アマゾン、iOS 11用の拡張現実製品を発表

AR ViewAmazonの新機能「AR View」は、AppleのARKitソフトウェアを利用しています。ARKitソフトウェアは、サードパーティの開発者が、より簡単かつ迅速に、モバイルアプリケーションに拡張現実機能を追加できるようにするものです。このため、アマゾンのアプリのAR Viewは、iPhone 6S以上およびAppleの最新モバイルOSであるiOS 11を搭載した端末でのみ動作します。

しかし、この機能は特定の商品にしか使えず、また、漫画のようなデザインで大きな白枠がついており、現実とは似ても似つかないものでした。

現在、Target、Wayfair、IKEAなどのオンラインストアでは、特に家具やホームアクセサリーを購入する際に拡張現実機能を導入しています。これまでは、装飾品を購入する際に、それが家の中でどのように見えるかを知らずにリスクを負う人はほとんどいませんでしたが、今では、この機能を使えば、想像するだけでなく、見たり、動かしたりすることも可能です。

AR Viewを利用するには、スマートフォンからAmazonアプリに入り、検索バーのカメラアイコン(通常、商品コードをスキャンするときに押すアイコン)をタップし、「AR View」オプションをタップして商品を選択するだけです。

表示された画面では、トップメニューをスクロールして、リビング、ホームデコレーション、ベッドルーム、キッチン、エレクトロニクス、トイなど、いくつかのカテゴリーから選ぶことができます。また、現在Echoデバイスを特集している「top picks」グループなども見られます。

AR View画面では、1本の指で商品を移動させたり、2本の指で360度全方位に回転させたりすることができる、とアマゾンは述べています。

今回のAR Viewの追加は、iOSデバイスにも展開されており、Amazon Black Deals Storeの開始のニュースと同時に発表されました。

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