アップル、待望のAirTagトラッカーをついに発表
数ヶ月前から期待されていたAirTagトラッカーは、4月20日に開催されたAppleのイベント「Spring Loaded」で発表された最初の新製品の一つとなりました。
このデバイスは、キーフォブやバッグなどの紛失物を見つけるために、2021年4月初旬にサードパーティ製アクセサリーに開放されたiPhoneのFind Myネットワークを利用します。
アップル社によると、このトラッカーは「精密検索」と呼ばれる技術を使用しており、プライバシーに配慮しているという。人ではなく、物を追跡する」ために設計されているとのことです。
このデバイスは4月30日から店頭で販売され、1つ29ドル、4つのトラッカーをセットで購入すると99ドルとなります。
エアタグの仕組み
アップルは、AirPodsと同じように、iPhoneにAirTagを近づけるだけで自動的にペアリングされる仕組みになっていると説明しています。
AirTagが設定されると、「自分を探す」アプリのアイテムタブに表示され、ユーザーはデバイスの現在または最後に確認した場所を地図上で確認できるようになります。
ユーザーがアイテムを置き忘れたとき、それがBluetoothの範囲内にあれば、「Find My」アプリを使ってAirTagに音を再生させることができます。ユーザーは、Siriにアイテムの検索を依頼することもできます。
各AirTagには、Appleが設計したBUA(超広帯域)技術を使用したU1チップが搭載されており、iPhone 11およびiPhone 12のユーザーは、精密な検索やPrecision Findingが可能です。
ユーザーが動くと、Precision FindingはARKit、加速度計、ジャイロスコープのカメラアレイを融合し、音、触覚、視覚のフィードバックを組み合わせてAirTagまで誘導します。
AirTagがBluetoothの範囲外にある場合は、Find Myネットワークで位置を確認することができます。
アップルのiPhone製品担当副社長であるカイアン・ドランスは、「広大な “Find My “ネットワークを活用した “AirTag “という新しい機能をiPhoneユーザーに提供し、生活の中の大切なアイテムを追跡・発見するお手伝いができることを大変うれしく思います。
パーソナライゼーション
ユーザーは、AirTagをアイテムに割り当て、キーチェーンや財布など、取り付けられているアイテムを示すカスタム名を付けることができます。
また、アップルは、ポリウレタン製のループやレザー製のキーチェーンなど、「AirTag」用のアクセサリーを用意することも発表しており、3色のカラーバリエーションが用意されています。
同社の説明によると、各トラッカーは、彫刻が施されたポリッシュ仕上げのステンレススチール製で、IP67の防水・防塵性能を備えています。