このように、エルトン・ジョンのコンサートや音楽活動をバーチャルリアリティで見ることができます。

ニューヨークのゴッサムホールで開催されたこのイベントでは、100人以上のジャーナリストがSamsung Gear VRゴーグルを受け取り、世界中の放送視聴者とともに、シンガーソングライターの数十年におよぶキャリアをバーチャルリアリティで旅しました。イベントの最後には、エルトン・ジョンによるショートライブが行われました。

1970年にニューヨークのトルバドールで行われたエルトン・ジョンの米国初公演や、1975年に行われた伝説的なドジャース・スタジアムでのコンサートの様子が収録されています。もちろん、これらのイベントを撮影するバーチャルリアリティカメラはありませんでしたので、ジョンはスピニフェックスの特殊効果の専門家に、コンサートと彼の音楽キャリアを再現してもらいました。

モーションキャプチャーとCGIを組み合わせて、スピニフェックスはジョンの全キャリアを再現し、若い頃のジョンを俳優に演じさせました。“昨年の8月25日にトルバドールで撮影したときは、彼のオープニングショーが2ブロック先で行われていたからです。ベン・ケーシー “私たちのレコーディングの日から47年前のことです。”

チームは、アイコニックなシンガーのすべての服のアンサンブルと、時代を経て進化した彼のカラフルなメガネを、“最後のスパンコールまで “細部に至るまで忠実に再現しました。エルトン・ジョン自身もモーションキャプチャーを装着し、ピアノで10曲を演奏しました。

“テクノロジーのためのテクノロジー “ではありません。私たちが撮影して作成しているデジタル記録は、エルトンの魔法を何世代にもわたって広げることになるでしょう」とケイシーは語っています。“素晴らしい曲は時の試練に耐えます。このような形で復活させることで、50年後の人々がエルトンの音楽の衝撃を発見し、体験することができると信じています」と述べています。

ケイシーのチームは、ロサンゼルスで開催されたオスカーノミネーションのパーティーで、歌手と選ばれた人々に最終製品のプレゼンテーションを行いました。自分のキャリアをバーチャルリアリティで記念することは、エルトン・ジョンのアイデアではありませんでしたが、その結果には彼も驚いています。

その様子をご覧になりたい方は、YouTubeで6分間のバーチャルリアリティ映像をご覧いただけます。通常の2D映像だけでなく、Google CardboardやGoogle Daydreamでも視聴することができます。さらに時間があれば、バーチャルリアリティでのライブやインタビューを収録した34分間のフル動画を見ることができます。

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